ああ、やっぱり遅くなっちゃった…
新学期の授業準備やらでバタバタして…
でも、一度始めたことだし、
短めになってもがんばって続けたいと
思いますー!
第14回「新世界」!
タイトルどおり、
ストックホルムから帰国した四三を
待ち受けていたのは、
どこか様子の違う新しい日本でした。
明治から大正へ。
乃木希典(四三は三島邸で目撃していましたね)の殉死。
この事件も、四三の人生をうまくふちどっていると思う。
オリンピック出場前は
「負けたら切腹ですか…?」
とおののいていた四三。
しかし今は…
確かに、
国家の期待を裏切る「棄権」という結果は、
旧時代の価値観ならば切腹ものかもしれない。
しかし四三は、
「死は易く、生は難く」と
生きる苦しみを選んだ。
人の生き方も新しくなっていく。
乃木の切腹の描写は、
切腹を選ばない四三の、
苦しく、しかし力強い決心を
さりげなく際立たせます。
自分の失態を謝罪しようとする四三に対して可児や仲間たちは…
「いいよもうそういうのは~。
後でやってもらうから」
「疲れていないか、荷物を持ってやれ」
ああ…
こうしたごく親しい仲間の
あたたかな思いやりは、
多くの人々にもてはやされ、
華やかに盛大に見送られた栄誉よりも、
ずっと四三の胸にしみたことでしょう。
私が、ああ、やっぱり「いだてん」は
良質なドラマだなーと思う点は、
登場人物たちが、ちゃんと
悪人と善人の間を行ったり来たりするところですね。
永井も、オリンピック前は、
四三を応援したり、
大森の論文のために尽力したり、
人情味を見せていたけれど、
今は、日本人の体力向上のためとはいえ、
まるで暴君のようになってしまっている。
この二階堂も、最初こそ、
負けた四三に手厳しくあたるものの、
四三の四年後のオリンピック出場に向けての
決意と覚悟を知ると、彼を認めて、
自分の代役に推薦したりする。
人間ってそうですよね。
完全な悪人とか善人がいるわけではない。
人の心はどちらにも染まるし揺れ動く。
草の上に置く露は、
色を持たないものだけど、
その草の色を透して染まる。
それが人間の心の機微でしょう。
下手くそな勧善懲悪ドラマよりずっと、
人間の真実を丁寧に描いていると思います。
この二人の別れもよかったなぁ。
「フラがあるんだよ!
こいつは化けるんだよ!
ちゃんと育ててくれないと
あたしゃ承知しないよ!」
師匠ぉ…😭✨
いつも淡々として食えぬ様子の師匠が、
自分のために感情的になっている…。
そりゃうれしいよね、
泣いちゃうよね…
直接本人にしんみりした言葉をかけるとか
じゃないところがまた…
なんなら、餞別のたばこ、
乱暴に投げつけてるし…
粋でいなせな江戸っ子の流儀なのでしょうか…✨
松岡スズキいいなぁ…
その芝居を受ける森山未來が
これまたいいなぁ…
森山未來氏のダンス、
生で見たことありますが、
ほんとうに素晴らしかった。
いや、ほんま、日本の宝やなこの人。
きゃー💕おかえりなさいませ、弥彦さま!
「初めて負けた気分はどう?」
「すっきりしたよ!」
弥彦様健在。
返答も痛快です!
でも、彼を待っていた新世界は…
野球害毒論、
兵式体操、富国強兵…
スポーツを愛し、スポーツに愛され、
純粋にスポーツを楽しむ天狗倶楽部は、
社会のキナ臭い変化とともに、
終幕を迎えるのです…。
え、さびしいわー!
TNGロスやわー!
アホみたいな「てん、てん、ぐぅー!」が
聞きたいわー…
アホになるときって、
大事じゃないですか?
変に冷めたり賢くなりすぎても
いかんのですよ!
でもだからこそ、
弥彦の、「銀行員にはなるが、
アメリカに渡ってその強さを見極めよう!」
という前向きで明るい決意は
なんとなくうれしかったなぁ。
オリンピックで日本人の力不足を痛感し、
銀行員になる覚悟を決めた。
そうした、
運命や厳しい現実を受け入れながらも、
時代の愚かさへの疑問はしっかりと持ち、
今の自分にできる目標を見つける。
大きな夢は破れたとしても、
人間はまた新たな夢を見ることが
できるんですよ。
人間ってそのくらいたくましいのですよ。
え、ちょっと…
弥彦、めちゃかっこよくないですか?✨
え、え、もしかして弥彦これから出番減る?
やだーさびしいよー💦
大森監督、無言の帰還。
深々と頭を下げる四三と弥彦の気持ち、
彼らの奮闘を見届けた視聴者には、
手にとるようにわかる…。
オリンピックの前と後では、
世界が変わったかのようで…
と不安になっていた四三。
「我々は精一杯やりましたよね?
一まわりも二まわりも大きい西洋人に
混じって、へこたれずにやりましたよね?
パンとチーズとうすい味噌汁で、
よく走りましたよね?
日の丸の旗を持って、確かにかの地を
歩きましたよね…?」
東京にいる自分はうそで、
まだほんとうの自分はストックホルムにいるのではないか…
こんな、存在の不安にかられた時…
その不安をぬぐってくれるのは、
苦労をわかちあった仲間なんですね。
弥彦は、笑顔で、
まぎれもない現実だと言ってくれます。
こういう時は特に、
彼の屈託のなさが救いになる。
やっぱり人は、ひとりでは
生きていけないのですね。
存在を確かめ合いながら、生きていくんだ。
ここ好きー!💓
オリンピック映像を見ているとき、
お互いが、お互いの表情を
横目で確かめ合っているー!
確かに、映画とか観るときって、
映画そのものを楽しむのはもちろんだけど、
一緒に観に行った人の反応を見るのも楽しいものですよね…
あーキュンキュンするー!
二人の絆、フォーエバー…🍷✨
おっと、四三を支える人として、
この人も忘れちゃいけない。
「何も言うなー!」
いつもそう言ってくれるよね。
弟に苦しい言葉を言わせないの、
この兄ちゃんは。
すべて包んでくれるんだ。
…からの、スヤさーん!
顔をあげた時の綾瀬はるかの
美しさと清らかさよ…✨
てか、「続きは次週!」とか、
登場人物に言わせちゃうのかぃ!笑
それも大物女優・大竹しのぶに!
楽しいなぁこんちくしょう😊
ちなみに、活動弁士が出て来たの、
うれしかったなぁ。
以前出演したミュージカルが、
活動弁士を目指す青年のお話だったので。
なつかしいなぁ(*´ω`*)
さてさて、来週も楽しみだなぁ!
新学期、新しく見る生徒たちに聞いたら、
みんな「いだてん」見てないって!
強烈に勧めといたぞ!😉笑
おぐら草紙
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