遅れ気味ですが、「いだてん」第2回を
見たので、感想のせときます!
できる限り、続けたいなー。
さぁ、第2回「坊っちゃん」。
後にオリンピックのマラソン選手となる
金栗四三(かなくりしそう)の
少年時代のお話。
熊本の田舎、春冨村に生まれた四三。体の
弱い父に似たのか、幼少期はひ弱だった。
そんな彼を強い子にしたいと願う家族たち。
柔道の創始者であり、日本スポーツの父でもある嘉納治五郎(かのうじごろう・役所広司)が熊本に来ていると聞き、
「四三も、ジゴロー先生に抱っこしてもらったらいいじゃん!そしたら強くなるよ!」
いや、それ力士やろ。
治五郎は柔道な。
てか、今さら気づいたけど、
浦沢直樹のマンガ「YAWARA!」の
おじいちゃんが「ジゴロー」だったのって、この「嘉納治五郎」から?ワーオ!
そんなわけでジゴロー先生に会いに行く
父と四三。
メインのストーリーとはまったく関係ないけど、このときの二人のちょっとしたやりとりが好きでした。
父「(あの雲)何に見える?」
子「んー…豚!」
頭上に大きな空が広がっているから、
目線を上に向けているから、
自然に生まれる、のどかな遊び。
今ではどれほどの親子が
そんな素朴でおおらかなやりとりを
しているだろうか。
あっ!奥に夏目漱石が!
結局、ジゴロー先生には抱っこしてもらえず、「坊っちゃん」の作者に抱っこしてもら
った四三。
タイトルの伏線、ここで回収(笑)。
しかも、漱石がこの頃熊本に来ていた、
というのは史実だそうです。
史実にのっとったおもしろいフィクション。
え、何、ちゃんと大河ドラマやん…
帰宅した父親は、家族に対して、「抱っこしてもらった!」とウソをつきます。
このウソを見破っている兄ちゃん(中村獅童)↑がいい。目線と表情だけでわかる。
単純なようだけど、やれって言われたら
絶対難しいやつだ、この芝居😅
今は、ジゴロー先生に抱っこしてもらえなかったけど、後に成長した四三は、
自分の足で走って、そのゴールで
ジゴロー先生にハグしてもらえるわけで…!
このエピソードは、第1回のラストに対する逆伏線のようです。うまいなー構成…
🐣
四三が、兄嫁のお産の様子を見て、
楽な呼吸法を研究、発見する、
というくだりもよかったな。
命の営みの現場に触れると、
命についての何かに気づけるんだね。
少年・青年期の四三は、
とにかくたくさん歩き、走っていました。
まず学校が家から何キロも離れていて、
自分の足で歩いていくしかない。
そのことと、「昔は体が弱かった」
というエピソードから、
私の父の幼少期の話を思い出しました。
私の父は、鳥取の田舎の生まれ。
相当貧乏だったらしく、母親のお乳が出なかったため、栄養失調で、四歳まで歩けなかったそうです。
そんな父を背負い、山二つ越えたところの
病院にいつも連れていってくれたのが、
おばあちゃんだったそうで…。
(つまり私のひいおばあちゃんですね)
その甲斐もあってか、父は成長するにつれ
元気になり、スキーやソフトボールなどの
運動を楽しめるようになったそうです。
この話を聞くといつも、
「いや山二つとか。絶対話盛ってるやろ。」
と思いつつ、「昔の人はすごいなぁ。」と
感動してしまう。
山を歩いて越えるんですよ。
子どもおぶってですよ。
できます?そんなこと。
歩いて15分の距離も車に運んでもらう
現代人に。
昔の人は、それだけの脚力、体力、精神力があった。
確かに、歩いていくと、
時間も労力も必要です。
一見、むだなようにも思えます。
でも、時間や手間をかけるということ、
それはそのまま「愛」なんですよね。
労力の「労」は、
「いたわり」と読みますから。
今の世は、便利になって、
「労せず」できることがいっぱい。
でもそれはかえって、
「労り」のない世の中かもしれないな…
なんて思ったり…
ふふ、話それたで。
また長くなるで、これ。
本編戻ろ。
子役から勘九郎へ。
四三は、とっても素直な青年のよう。
先生の「風邪予防には冷水浴!」という言葉を素直に信じ、ノートにメモし、実践する。
他の生徒は話半分で聞いているのに、
四三は純粋に信じている。
かわいい。かわいいよ四三。
いやー昔、「背が伸びる本」ってやつ
買って、その本のいうとおりにしていた頃を思いだすわぁ~。
朝晩、背伸び体操とかして…
たぶん今でもできる(笑)。
絶対160センチほしー!と思ってたから。
え?今?159センチだよ!😭くぅぅ〰️
四三の未来の嫁、登場。
袴姿の綾瀬はるか、かわいすぎるぅぅ💓
彼女がいるだけで、周辺世界が
優しく暖かい空気に包まれる。
素敵だなぁーそんな人になれたらなぁ~
綾瀬はるかは「八重の桜」の時から
ひいきにしている女優さん。
「八重の桜」は会津が舞台。
東日本大震災の復興大河でもあった。
綾瀬さんは今でも、祭など、折にふれて
福島に足を運んでいるようで…
心がきれいだから、
放つ空気も澄んでいるんですね。
↑綾瀬はるかと勘九郎を
鳥瞰で撮影!
えっ?熊本にマチュピチュあるんですか?
めっちゃきれー!✨
うわぁー、熊本行きたくなってきたー!
て、あれ…
大河ドラマの重要な役割のひとつ。
舞台となる場所への、観光客の誘致。
いだてん、大河ドラマとして異質かと
思ってたけど…
意外にちゃんと、大河ドラマとしての役割を果たしてる…?
今後も楽しみだぜ、いだてん!
そんなわけで、感想第3回へ続く!
たぶんね!
おぐら草紙
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