いだてん第三回「冒険世界」!
どんどん盛り上がってきたぞぉ!
おぐらの独断と偏見で勝手に決めちゃう
今回のMVPは、
中村獅童と綾瀬はるか(の脚力)!
中村獅童演じる実次兄ちゃん、
いい味出してますね。
「ない」「ないか」「ある」
「どっちやー!」
軽妙かつ独特なテンポの会話が楽しい。
実次
「乃木将軍になる夢は絶たれたばってん、
嘉納治五郎を越えようとは、
とつけむにゃあ!」
おお、乃木将軍!✨
乃木希典は明治天皇の後を追って殉死した
ことで有名な軍人ですね。
夏目漱石の「こころ」にも出てきます。
乃木将軍は、日露戦争後、自分の指揮によって多くの兵士を死なせたことを悔やんで、
遺族を訪ね謝罪したり、
戦争で傷ついた兵士たちを見舞いました。
「愧ず 我 何の顔ありて 父老に看ん」
「凱歌 今日 幾人か還る」
彼の漢詩です。
「一体どんな顔で、死んだ兵士たちの親に
会えばいいのか。」
「兵士帰還の凱旋パレードの歌が響く今日、何人の兵士が帰ってこれたのか…」
自分のおかした過ちを
はっきりと認め、しっかりと悔やむ。
自分が上の立場にたったとき、
それができるのかどうか。
そんな人ですから、
ずいぶん慕われていたようですね。
乃木坂46の「乃木坂」という地名も
この乃木将軍がもととなっています。
🐣
また話それた。獅童兄ちゃんの話に戻そう。
兵学校に落ちたため、今度は
東京高等師範学校に行きたいという四三に、
「畑仕事は俺に任せてお前は学べ!」と
進学を全力で支援しようとする
実次兄ちゃん。
でも、このお兄ちゃんも、ほんとは
学校行って学びたかったんじゃないかなぁ
と思う。
ジゴロー先生の座右の銘「順道制勝」を
書にしたためたり(字もきれい)、
本を読んで、ジゴロー先生について調べたり…
でも当時の裕福でない家庭は、
兄弟全員が進学できるわけじゃない。
家族の中で一番優秀な者だけにお金を集め、その人に夢を託す。
実次兄ちゃんも、自分のことは二の次で、
出来のいい弟に希望を託したのでしょう。
だから、学校進学はたいへんな栄誉。
家や村の期待を背負って旅立つ。
↑「いってまいります!」のシーンも
よかったなぁ。(よう見たら、幟に
「越 嘉納大先生 金栗四三」 って
書いてるし…笑)
そう思うと、この涙と鼻水のお見送り、
という笑えるシーンも
なんだか切ない。
(汽車+見送り)×みかん🍊
=え、手もとのみかん投げる…?
と、思ってしまった(笑)
芥川龍之介の「蜜柑」好きなんですよ。
彼の作品の中で、
もしかして一番好きかも…?
いや、四三は投げなかったけど。
「先生に畑仕事はさせられん」「熱中できるものを見つけろ」と四三から鍬を取り上げる兄ちゃん獅童。
帰省して、畑仕事を手伝った時にできた
マメを見る四三…。少ししか手伝っていない
から、ほんの一ヶ所だけ。
家族の苦労と期待と愛情。
主役が背負っているものを
さりげなく伝えるいいシーンだった。
東京での学校生活もたいへん愉快。
寄宿舎の猫がいい仕事をしています。
もぐもぐ四三、かわいい。
さあそして、
二人目のMVP、綾瀬はるか(の脚力)。
汽車に自転車で並走。
マジか。
かっこいい…!さすが八重さん…!
(まだ「八重の桜」を引きずっている)
「自転車節歌ってねー」
「〽️あーいたかばってんあーわれんたい!」
「今じゃなかとよー」
かわいいー💓何このやりとり…
自然とこの二人の恋を応援したくなるようにできている。
徳冨蘆花の「不如帰」。
文学部時代に読みましたが、
さほど心にひっかからず…。
ただ、徳冨蘆花のペンネームの由来については、いいな、と思ったんで覚えています。
「蘆(あし)の花は見どころがない、と
清少納言は書いていたけれど、
自分はその点をかえって愛する」
そういう理由で「蘆花」と名乗った。
とるに足らないものや、つまらないものを
おもしろいと思えるまなざし。
この感性は素敵だな、と。
なんて、国語教師っぽい情報もいれてみる。
いやーしかし、
ボリューム満点だよ、このドラマ。
話したいネタがいっぱい。
以下、ランダムに思ったことなど。
袴大好き。ハイカラ女学生スタイルLOVE💓
大学の卒業式に着て、
これ日常着にしたいマジで、と思った。
色柄がかわいくて
バリエーション豊富なのはもちろんのこと、楽だし、腰の位置が高いから、
脚長にみえる。短足の日本人にぴったり。
日本人が洋服着ても、
西洋人ほどには似合わない。
日本人は和服で勝負した方がいい、絶対。
あ、洋服似合う日本人いたわ。
モガですねー✨素敵!
雑誌「冒険世界」の記者なのね。
おのぼりさんの象徴「赤げっと」。
宮沢賢治の「水仙月の四日」に、
雪の中を赤い「けっと」にくるまった
子どもがカリメラのことを考えながら歩く…
という場面があります。
昔読んだときは、「ブランケット」という
言葉を知らなかったので、ひらがなの
「けっと」という見慣れぬかわいい言葉を
気に入り、毛布を「けっと、けっと」と
言って使いたがったことを思い出しました。
「はいバーン!」
いまだかつて、大河ドラマでこんなテキトーに銃が打たれることがあっただろうか…笑
「レンコンの穴から世界は見えんばい!」
からし蓮根、熊本の郷土料理を揶揄😅
「肋木の間から世界が見えた。」
う、うまい…!
45分間、笑えるところや泣けるところが
めいっぱいつまっている。
おなかいっぱい!ごちそーさま!
来週も楽しみにしてます!
てか今日やな!笑
ブログ更新遅っ🤭💦
おぐら草紙
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